“枠組み”から解き放たれた人々によるアートとは? 岩手・花巻のるんびにい美術館を訪れました

Satoru Kobayashi

小林 覚（サトルさん）

サトルさんは、この日は工房ではなく、デイサービスで働く日。薪割りのお仕事をしているところにお邪魔しました。

薪を割って、運んで、というのは重労働。休憩を挟みながら作業します。

割った薪は、サトルさんたちが焼き物を作る際に使います。この作品の模様もサトルさんが描きました。（器の形は別の方が担当）

サトルさんは、曜日によって作業をする日と工房で絵を描く日が分かれているそうです。

サトルさんの作品は、文字と呼ぶべきか絵と呼ぶべきか…。というのも、サトルさんの作品は、もともと文字として書いていたものが、次第に文字と文字が繋がり、独自の形に変化して出来たもの。
はじめは学校の先生も止めさせようとしたものの、どうしてもサトルさんの意志は止められず…。「それなら造形表現とみなしてサポートしよう」と試みたところ、その作品があちこちで大人気になったそうです。

サトルさんの作品をモチーフにしたMUKUのネクタイ

サトルさんが作品提供したMUKUのプロダクト

Satoru Kobayashi「数字」
ネクタイ

Satoru Kobayashi「数字」
蝶ネクタイ