2019.01.10.Thu
“枠組み”から解き放たれた人々によるアートとは? 岩手・花巻のるんびにい美術館を訪れました
Kiyoshi Yaegashi
八重樫 季良(キヨシさん)
MUKUにも作品提供しているキヨシさん。
色とりどりのマーカーを使って画用紙に絵を描くことを、実に50年以上も続けています。
1枚の絵を描き上げるのにかかる時間は丸2日ほど。絵を描く間は、手が止まることはありません。1枚描き上げたら、休むことなく次の作品に取り掛かります。
作品のところどころに現れる、対に並ぶ文字はどちらも名前のようです。一つは自分の名前、もう一つはその時恋に落ちているお相手の名前なんだとか。
読み方を本人に聞いても、その時々で違う答えが返ってくるそうです。
昔のキヨシさんの絵は自動車をモチーフにしていて、ハンドルやタイヤなども描き込まれていました。しかし18年前にキヨシさんの実家が建て替えられて以降は、絵からそれらが消え、代わりに白い四角や丸が現れるようになったのだそうです。
どうやら彼は建物をモチーフにしているよう。キヨシさんの話から、白い四角は窓を、白い丸はトイレ表しているらしいということがわかっています。
しかし、キヨシさんの描く作品が、はたして図面なのか、外観を描いたものなのかは、まだ誰もわからないのだそうです。
板垣
ふみと
キヨシさんが作品提供したMUKUのプロダクト
Kiyoshi Yaegashi「家」
ネクタイ
ネクタイ
Kiyoshi Yaegashi「家」
蝶ネクタイ
蝶ネクタイ
クリエイター:
似顔絵&商品写真提供:株式会社ヘラルボニー