2020.05.06.Wed / update:2023.12.03
共働き世帯の家事・育児にかける時間は妻が3時間24分、夫が1日あたり51分
1980年に1,114万世帯いた専業主婦世帯は、2022年には半分以下の430万世帯にまで減少しました。一方で、共働き世帯は614万世帯から倍近い1,191万世帯まで増加しています。
この40年間で専業主婦世帯と共働き世帯の数が逆転し「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という性別役割分担は徐々になくなってきています。
大半の家庭が共働きとなった現在、家庭内における家事・育児の分担はどうなっているのでしょう?
総務省統計局の社会生活基本調査(2021年)によると、全年代の共働き世帯における男女別の家事関連時間は、妻が1日あたり3時間24分、夫が1日あたり51分。
1996年時点の夫の家事・育児時間は20分でしたから、20年間で倍増(31分増)しました。とはいえ、まだ大きなギャップがあります。
子育て中の共働き世帯でも、家事負担の不均衡は顕著です。
6歳未満の子どもがいる夫婦の家事関連時間は、妻が1日あたり7時間28分、夫が1日あたり1時間54分でした。96年時点の夫の家事関連時間は38分でしたので、こちらも大きく増加したものの、依然6時間ほどの差があります。
家庭によって夫婦の分担の仕方も様々です。とは言え、本人たちが望むなら、仕事も家事も均等に分担できる時代になるといいですね。
過去の数字は?
総務省統計局の社会生活基本調査(2016年)によると、共働き世帯における夫婦の家事・育児にかける時間は、
・妻=1日あたり4時間54分
・夫=1日あたり46分
でした。