2020.08.06.Thu / update:2021.11.11
日本人女性のノーベル賞受賞者数
ノーベル賞とは、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの死後に、彼の遺言に基づき作られ、物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞、医学・生理学賞、経済学賞の6分野において、人類のために最も大きな貢献をした人に毎年贈られる賞です。
1901年に始まり今年で119年を迎え、歴史と世界的権威があります。
ノーベル賞全体では、1901年から2019年の間に597回賞が授与され、受賞者数の合計は919人と24団体の合わせて943人。そのうち女性は53名で、女性比率は5.6%しかありません。
さらに女性受賞者53名のうち60%が平和賞と文学賞で占められており、物理学賞と化学賞の合計はわずか15%です。
さて、日本の受賞の状況を見てみましょう。
1949年に日本人としてはじめてノーベル賞を受賞した湯川秀樹(物理学賞)を皮切りに、これまで総勢26人の日本人がノーベル賞を授与されてきましたが、その全てが男性。女性は一人もいませんでした。
日本の受賞者が男性しかいない理由の一つとして、別記事で紹介したトップ大学の女性比率が低いことや、女性研究者の数が少ないことなどが挙げられます。