2020.08.05.Wed / update:2020.09.10
国内大学の女性教授の割合
2016年時点で、日本国内の大学には、合計で2万8,156人の女性教授がいます。教授職全体に占める女性の割合は20.6%です。
2006年度の女性教授割合は15.1%でしたので、この10年間で約5%増加したことになります。
その一方で、日本最難関とも言われる旧帝国大学の女性教授割合は、北海道大学6%、東北大学6%(2018年度)、東京大学7.8%、名古屋大学8.8%、京都大学7.7%、大阪大学10%、九州大学6%と大阪大学を除く全ての大学が1桁台と低いままです。(東北大学をのぞいて2019年度)
別の記事で紹介したように、旧帝国大学は学生数に占める女子学生の割合も低く、日本のトップ大学では著しく女性が少ない男性優位の社会が形成されていると言えます。
政府は、2010年に閣議決定された第3次男女共同参画基本計画において、「社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に占める女性の割合を少なくとも30%程度とする」という目標を設定しており、この「指導的地位」とは「専門性が高い職業に従事する者」とされており、大学教授もこれに該当します。
しかし、2020年になった現在でも、30%には程遠いままであるのが現状です。