2020.08.06.Thu / update:2023.10.26
性的同意年齢
性的同意年齢とは、“性行為に同意する能力がある”と認められる年齢のことです。性的同意年齢に満たない者と性行為をした場合、たとえ「お互いに同意があった」と主張しても同意能力があったと見なされず、強制性交等罪に問われます。
日本における性的同意年齢は13歳です。この13歳という数字は今から113年前の明治40年(1907年)に規定された数字で、現在まで一度も変更されていません。
他国の性的同意年齢を見てみると、ドイツ14歳、フランス15歳、イギリス・カナダ16歳、ニューヨーク州刑法(アメリカ)17歳、カルフォルニア州刑法(アメリカ)18歳といったように、世界各国と比べても日本の性的同意年齢は低いと言われています。
一方で未成年との性行為は、各都道府県における青少年保護育成条例で「18歳未満とのみだらな性行為」が淫行罪に問われる場合があります。
しかし、青少年保護育成条例の淫行罪と刑法の強制性交等罪では罰則の重さが違うため、刑法における性的同意年齢を引き上げるべきだという意見が近年高まっています。