次の記事
前の記事
チャリツモ
チャーリー
社会問題をやさしく伝える
  • ◎Home
  • ◎チャリツモとは?
  • ◎ライター紹介
  • ◎社会問題見えるカルタ
  • ◎インタビュー記事
  • ◎数字とイラストで見る社会問題
  • ◎選挙おもしろ小ネタ集
  • ◎リノベ部
  • ◎ヨハネスブルグの街角から
  • ◎“おうち育ち”な我が家の事情
  • ◎ニッポンの性教育
  • ◎ケッコーあるあるデートDV
  • ◎「チャーリーの家」のお客さん
  • ◎雑クッキング
  • ◎Universal Movement
  • ◎ちきゅうの出来事
  • ◎おっちゃん飯
  • ◎タコスとお寿司の夫婦の会話
  • ◎クリエイティブ
  • ◎街頭演説動画まる見えマップ2019参院選
  • ◎街頭演説動画まる見えマップ2019統一地方選
  • ◎街頭演説動画まる見えマップ2017衆院選
  • ◎ライター・クリエイター募集
menu
  • facebookでシェア!
  • twitterでシェア!
  • LINEで送る!
  • 社会問題見えるカルタ 『社会問題見えるカルタ』発売中
  • Home
  • >
  • Universal Movement
  • >
  • 障害者差別解消法と リアリスティックな若者達と 夢見心地な大人達と。
  • facebookでシェア!
  • twitterでシェア!
  • LINEで送る!

障害者差別解消法と リアリスティックな若者達と 夢見心地な大人達と。

2018.12.22.Sat

平成28年4月に障害者差別解消法という法律が施行されました。

なんだって?
差別することを、法律で禁止する?
法律で禁止したからといって、人の差別心は無くなるのか?
むむむ、そんな訳ないだろ~!

そもそもこの法律のこと、
みんな知らないっしょ?

はい、この法律。
いったい全体、どういうものなのでしょうか!

なんのためにできたの?

内閣府のリーフレットには
「この法律は、障害のある人もない人も、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくる事を目指しています。」とあります。

ふーん。

この法律のポイント

とりあえず、まじめな話をします。
ポイントは、もともとあった障害者基本法第4条の「差別の禁止」を具体化しているところです。

具体的な内容は次の2点。

  • 「不当な差別的取扱い」を禁止。
  • 「合理的配慮の提供」を求める。

まず、「不当な差別的取扱い」を禁止、について。

これは役所や会社やお店などの事業者が、障害のある人に対して、正当な理由なく、障害を理由として差別することを禁止する、っていうやつ。

「不当な差別的取扱い」っていうのは、

  • 付き添いの人がいないと入店できない
  • 本人を無視して付き添いの人だけに話しかける
  • 学校の受験や入学を拒否する
  • 入居物件を紹介しない

などなど。


次に、「合理的配慮の提供」を求める、について。

前提にあるのは、障害があると社会の中のバリアによって生活しにくいことが多々あるよっていうこと。
「合理的配慮の提供」は、障害のある人のバリアを取り除くことに、役所や会社やお店などの事業者が、できる限り協力し配慮するっていうこと。

これは、障害のある人(または支援者)から、「こうしてほしい」という意思表示がある時に対応するよう、書かれています。

「合理的配慮の提供」っていうのは、

  • 段差があった時スロープなどを使って補助する
  • 障害の特徴に応じて、試験や学校、講演会などの座席を決める
  • 意思疎通のために絵やタブレット端末などを使う

などなど。


対象者は?

子どもから大人まで
障害者手帳を持っていても、持っていなくても、
社会生活に相当な制限を受けている人、すべてが対象。

そもそも、障害者と呼ばれる人ってどのくらいいるの?

内閣府「平成30年版 障害者白書」によれば、身体障害・知的障害・精神障害合わせて、全体で936.3万人。
国民のおよそ7.4%が何らかの障害があるということになります。
これは、左利きが占める割合とほぼ同じとも言われています。
(診断されていない人がいたり、複数の障害を併せ持つ人もいたりで、単純な合計ではありませんが。)

多くの人が障害と共に生活しているのに、世間一般の、障害のある人に対するネガティブなイメージ、多いと思いません?

駅、横断歩道、帰り道

こんなにもたくさんの人と同じ空間を日々共有しているのに、
駅のホームで白杖を使っている人は、あたかも別の惑星の人のように…
車いすに乗っている人は、あたかも別の言語を話す人のように…
人と人との心の距離がありすぎるじゃん!と思うのである。

「めんどくさ、関わりたくない、カワイソウ、なんか怖い」

・・・おい! Come on guys!

同じ空気を吸ってる人間同士ですよ。
そんなこと思って生きてたら、悲しいじゃないですかっ!

障害者差別解消法で官公庁や民間企業による差別の禁止が法律化されました。
と言っても、官公庁や民間企業は、個人の人間の集合体です。

ってことは、個人の意識が変わらないといけないってこと。
法律がいくら変わっても、個人の意識を変えることは結構難しかったりする。

それがこれからの、日本の課題ですね。

参考ページ

総務省統計局.(2018). 人口推計(平成30年(2018年)6月確定値)

内閣府. (2016). リーフレット「合理的配慮」を知っていますか?

内閣府.(2018).平成30年版障害者白書

LISTVERSE. (2014). 10 Weird Things About Being Left-Handed.

ライター:木津たかみ
タグ:
  • facebookでシェア!
  • twitterでシェア!
  • LINEで送る!
こちらも おすすめ
    • 2019.02.21.Thu
      電車の中のアノコはなんで独り言を言うの?
      Universal Movement
    • 2018.12.22.Sat
      障害者=カワイソウ、と思うことについて。
      Universal Movement
    • 2019.02.01.Fri
      ビヨンセが所有するマネジメント会社が、全盲のファンから訴えられた!
      Universal Movement
    • 2019.02.22.Fri
      解説!電車の中のアノ子はなんで独り言を言うの?〜統合失調症編〜
      Universal Movement
    • 2019.02.21.Thu
      解説!電車の中のカレはなんで独り言を言うの? 〜自閉症スペクトラム障害(ASD)編〜
      Universal Movement
木津たかみ
木津たかみ
湘南在住のライター。キーワードは、障害、人権、共生社会。Universal Movement (UM) を立ち上げ、Instagramを中心に共生社会を目指し情報発信をしている。
「障害がある人に対するネガティブなイメージ、世の中にありすぎやしませんか。UMはそのイメージをとことん壊していきます。」が活動モットー。SF映画と、ワインと、ねこちゃんが好き。
Instagramはこちら→@universal.movement
このライターの記事一覧
to Top
Menu
  • ◎Home
  • ◎チャリツモとは?
  • ◎ボランティアさん募集
クリエイティブワーク、待ってます。

チャリツモは、複雑でむつかしい社会問題をクリエイターがどこよりもわかりやすく発信するメディアです。
チャリツモでは、この活動を継続するために、企業や団体からのお仕事を請けています。
ややっこしいことをわかりやすく伝えることを得意としたチャリツモなら合うんじゃないか?というお仕事があれば、お気軽にご相談ください。 くわしくはお仕事のご相談

ライター募集

チャリツモを一緒に作ってくれる仲間を募集しています。
くわしくはこちらのページをごらんください。

メッセージ募集

チャリツモはみなさまの声をもとに編集しています。
記事に対するご意見・ご感想やチャリティに関する情報提供など、メールでお気軽にお寄せ下さい。
メールを送る

チャーリー チャリツモ
©2017 charitsumo.com
[contact-form-7 404 "Not Found"] ×