国会議員の女性比率は、15.6%
2015年8月、「女性活躍推進法」が国会で成立しました。
この法律は、仕事で活躍したいと希望するすべての女性が個性や能力を発揮できるよう、企業に対して女性の活躍推進のための取り組みを推進することを義務づけたもの。
そんな法律を作った国会の場では、さぞ女性活躍が進んでいるのかと思いきや、まったくそんなことはありません。
日本の国会の女性議員比率は、衆参あわせて15.6%(衆議院で10%、参議院は26%)。衆議院はじつに10人に1人しか女性はいません。(2023年3月30日現在)
世界の国会議員が参加する「列国議会同盟(IPU)」が発表した国会議員の女性比率ランキングで日本は193カ国中で164位。(2023年10月時点)
フランス39.7%、イタリア35.7%、イギリス32.0%、米国23.6%など欧米と比べて圧倒的に少ないのはもちろん、お隣の中国(24.9%)にもだいぶ差をつけられてします。
国会議員の女性比率に関しては、国も危機感を持っており、2018年6月に「候補者男女平等法」が施行されましたが、その後の選挙でも女性候補が躍進したという話は聞きません。
過去の数字は?
この問題に取り組んでいる団体
女性をつなぐ総合情報サイト「ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)」を運営。女と政治をつなぐ、というトピックなど、女性の政治参加についても積極的に情報発信している。
特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウに所属する谷口真由美・大阪国際大学准教授が「おばちゃん」の声を政治に届けるために発足させた市民団体。