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2018.07.30.Mon / update:2020.03.04

二酸化炭素濃度、産業革命前より47%増加

2019年の二酸化炭素濃度は工業化前と比べると47%増加した

2019年の世界の平均気温は1891年の統計開始以降、2番目に高い値となりました。
地球は今、大気や海の気温が長期的に上昇する「地球温暖化」が進んでいます。
世界の年平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年あたり0.74℃の割合で上昇していると言われています。
地球温暖化のおもな原因は、二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」です。

地球に届く太陽光は、地表で反射して宇宙に向けて放出されます。温室効果ガスは、地表面から放射される熱を吸収し、地表に向けて再放射することで、地球の気温を平均14℃程度に保ってくれています。温室効果ガスが全くなくなってしまうと、地球の気温は-19℃の氷の世界になってしまうのです。

しかし、温室効果ガスがありすぎるのも問題です。
温室効果ガスが多すぎると、地球の温度がどんどん上がって、地球環境のさまざまなバランスが崩れ、生物が生きていけなくなってしまいます。これが「地球温暖化」なのです。

温室効果ガスが増える背景には、18世紀後半にはじまった産業革命で人類が石炭や石油などを大量に消費する社会に移行したことで、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が爆発的に増えたという事情があります。

2018年時点で、温室効果ガスの代表格である二酸化炭素(CO2)の濃度は、世界平均で407.8ppm(1ppmは100万分の1)となり、前年に続き観測史上最高を更新しました。 産業革命前(1750年頃)の平均的な値とされる278ppmと比べるとおよそ47%も増加しているのです。
二酸化炭素に次いで排出量の多いメタンの濃度は1869ppb(1ppbは10億分の1)、同じく観測史上最高となり、産業革命前と比べるとおよそ2.6倍となりました。

地球温暖化が進むと、どんな影響があるのでしょう?
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)では、以下の8つのリスクを挙げています。
(1)高潮や沿岸部の洪水、海面上昇による健康障害や生計崩壊のリスク
(2)大都市部への内水氾濫による人々の健康障害や生計崩壊のリスク
(3)極端な気象現象によるインフラ機能停止
(4)熱波による死亡や疾病
(5)気温上昇や干ばつによる食料不足や食料安全保障の問題
(6)水資源不足と農業生産減少
(7)陸域や淡水の生態系、生物多様性がもたらす、さまざまなサービス損失
(8)同じく海域の生態系、生物多様性への影響

2019年には、米国・カリフォルニアやオーストラリアなど、世界中で森林火災が頻発しました。それらの火災の原因の一つは地球温暖化だと言われています。干ばつや熱波など、温暖化由来の現象が、大規模な火災を引き起こしていると考えられているのです。

過去の数字は?

二酸化炭素濃度は産業革命前より40%上昇
2015年時点の二酸化炭素濃度は400.2 ppm。工業化(1750年)以前の平均的な値とされる278ppmと比べて、40%以上(およそ44%)増加しています。

この問題に取り組んでいる団体

地球温暖化に関わる普及啓発活動をするため「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき作られたセンター。環境大臣から、一般社団法人地球温暖化防止全国ネットが指定を受けて運営している。

地球温暖化防止のために市民の立場から「提案×発信×行動」するNGO/NPO

人類が地球環境に及ぼす影響を科学的に解明し、的確な環境保全対策を講ずるための基礎づくりを行うことを目的低炭素化の研究や地球環境の計測を行う研究センター。

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本名・日下部智海(TOMOMI KUSAKABE)
福岡のスラム街出身。今春、大学を卒業した23歳。ヒモ。通称「ヒモっち」。
ヨルダンでシリア難民に助けられた経験から、難民問題やイスラームの記事を書くはずが、各国でヒモとして生活。ヒモ的視点からイスラーム情報をお届け。
Bolly
普段はイラストレーターをしています。
チャリツモではチャーリーくんをはじめとしたイラストを担当。
猫と遊んでいる時が至福の時間。 http://nishiborimihoco.net/ お仕事のご相談
船川 諒
WEBデザインと、記事の執筆&編集を担当しています。
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