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2017.12.19.Tue / update:2020.03.05

1人あたり年間300枚のレジ袋を使っている

コンビニやスーパーで買い物をしたときに、当たり前のようにもらうレジ袋。日本国内で1年間に使われるレジ袋の量は、大型サイズ(LLサイズ)のレジ袋で約305億枚と推計されています。 1人当たりに換算すると、年間およそ300枚。重さにすると3kgにもなります。
305億枚のレジ袋が作られ、処理されるまでに、原油換算で42万キロリットルものエネルギーがかかります。レジ袋1枚あたり13.8ミリリットルの原油(精製される前の石油)が使われているのです。
(参考:なっトク、知ットク 3R/経済産業省

レジ袋はプラスチック製品の仲間ですので、石油から作られます。また、自然状態では分解しないため、きちんとゴミ処理をしなければ「マイクロプラスチック」というやっかいなゴミになってしまう危険もあります。
リサイクルをしようにも、プラスチックは再生を繰り返すと品質が劣化する性質があったり、処理のための手間やコストがかかるため簡単ではありません。
ですので、まずはレジ袋などのプラスチック製品を使わないことが推奨されています。

近年、国際的にレジ袋削減の動きが進んでいます。環境省によると2018年3月時点で、韓国・ベトナムをはじめとした25ヶ国でレジ袋の有料化・課税が行われ、中国やインドではレジ袋の製造・販売・使用等が禁止されています。
また、日本においても「コンビニエンスストアやスーパーなどのレジ袋の有料化に関する有識者による審議会」の会合が開かれ、2020年の4月1日からのレジ袋有料化を目指すとされました。

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himo
本名・日下部智海(TOMOMI KUSAKABE)
福岡のスラム街出身。今春、大学を卒業した23歳。ヒモ。通称「ヒモっち」。
ヨルダンでシリア難民に助けられた経験から、難民問題やイスラームの記事を書くはずが、各国でヒモとして生活。ヒモ的視点からイスラーム情報をお届け。