2018.05.09.Wed / update:2023.12.04
国と地方の債務残高、対GDP比率258%
日本の国と地方はたくさんの借金を抱えています。その総額は、2022年時点で約1,068兆円(普通国債残高)。
さらに社会保障基金の債務などを加えた「一般政府債務残高」は1,404兆円(2020年実績)。
この借金に対して、どの程度の返済能力があるかを示す数字としてよく使われるのは「債務残高対GDP比率(借金とGDPの比率)」です。日本の債務残高対GDP比率はおよそ258%といわれて、IMF(国際通貨基金)のデータが揃っている国の中でダントツのワースト1位です。他の主要国の債務残高対GDP比を見てみると、アメリカ→122.2%、イギリス→106.2%、ドイツ→67.2%、フランス→111.4%、イタリア→140.3%…。2010年代初頭に財政危機で破綻したギリシャでさえ170%(2022年)ほどですので、日本が飛び抜けて巨額な債務を抱えていることがわかります。
ちなみにGDPとは、国内で1年間に生産するモノやサービスの付加価値の合計額のこと。2021年、日本のGDP(名目)は約545兆円でした。
過去の数字は?
日本の国と地方はたくさんの借金を抱えています。その総額は2017年時点で約1077兆円。
さらに社会保障基金の債務などを加えた「一般政府債務残高」は1294兆円。
この借金(一般政府債務残高)に対して、どの程度の返済能力があるかを示す数字としてよく使われるのは「債務残高対GDP比率(借金とGDPの比率)」です。日本の国・地方の債務残高対GDP比率はおよそ236%といわれています。世界の主要先進国の中でダントツのワースト1位です。
この問題に取り組んでいる団体
政府の動きを市民が監視する制度として、「オンブズマン制度」があります。オンブズマン制度とは、1809年にスウェーデンで始まったもので、市民の代表が中立な立場で行政の監視を行います。全国市民オンブズマン連絡会議は、日本に71あるオンブズマン団体から成り立つ。