2017.12.19.Tue / update:2020.03.05
カロリーベースの食料自給率、37%

ある国で消費される食料のうち、その国の中で作られたものがどのくらいあるのかをしめす割合が「食料自給率」です。
日本の食料自給率はどのくらいかというと、熱量で換算した「カロリーベース」では37%、金額で換算した「生産額ベース」では66%です。(2018年)
振り返って見ると、およそ半世紀前の1965年時点ではカロリーベース食料自給率は73%、生産額ベース食料自給率は86%でした。その後、年々低下を続け、カロリーベース食料自給率に至っては53年間でほぼ半分まで低下しました。
下がり続けてきた理由として、自給率の高い「米」の消費が減り、飼料や原料を海外に依存している「畜産物」や「油脂類」の消費量が増えてきたことが挙げられます。
他の先進国の食料自給率(カロリーベース)を見てみると、アメリカ130%、フランス127%、ドイツ95%、イギリス63%となっています。これらの先進国と比べて日本の食料自給率は大幅に低く、食料の多くを海外からの輸入に頼っていることがわかります。
日本は、農産物の輸入を特定国に依存している傾向がある(大豆はアメリカからが78%。とうもろこしはアメリカからが96%など)ため、輸入先国での不作がダイレクトに日本に影響を及します。食料の多くを輸入に頼ることは、危険性が高いのです。
過去の数字は?
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