2017.12.19.Tue / update:2022.08.10
原爆による死没者数、50万1787人。
1945年8月第二次世界大戦の最中に、広島と長崎に種類の違う2発の原子爆弾が落とされました。
8月6日に広島に落とされたのは、ウラン原爆。8月9日に長崎に落とされたものはプルトニウム原爆です。
核兵器が実戦で使用されたのは、世界でもこの2都市だけです。
アメリカ軍の爆撃機が広島・長崎の市街地に投下した原子爆弾は、街を焼き尽くし、一瞬にして多くの市民を殺傷しました。
原爆の特徴の一つは、爆発の瞬間に膨大なエネルギーが放出されることで大きな破壊力があるということ。
そして、もう一つの特徴は、爆発時に大量の放射線を浴びることで、その後長期に渡る人体への影響で、いつまでも苦しめられるということ。
爆撃を免れた人でも、被爆地で親族を探したりした人たちが、後に被爆の影響で健康を害したり、亡くなったりしています。
原爆投下から77年経った今でも「被爆の後遺症」を患う人がいるのです。
2発の原爆による死亡者数は、正確にはわかっていないものの、広島・長崎の2市が作成している「原爆死没者名簿」に記載されている人数は、広島32万8,929名、長崎18万9,163人の合計51万8,092人。(2021年8月時点)
この数字は、被爆の後遺症で亡くなる方を追加することで、毎年、その数が増加しています。
2022年1月現在、世界9カ国で1万2,705基の核兵器が所有されていると言われています。
日本は、世界で唯一の被爆国です。かつての悲劇を繰り返さないために、今、私たちは何をするべきなのでしょう。