原爆による死没者数、50万1787人。

1945年8月第二次世界大戦の最中に、広島と長崎に種類の違う2発の原子爆弾が落とされました。
8月6日に広島に落とされたのは、ウラン原爆。8月9日に長崎に落とされたものはプルトニウム原爆です。
核兵器が実戦で使用されたのは、世界でもこの2都市だけです。
アメリカ軍の爆撃機により、広島・長崎の市街地に投下された原子爆弾は、街を焼き尽くし、多くの市民を殺傷しました。
原爆の特徴の一つは、爆発の瞬間に膨大なエネルギーが放出されることで大きな破壊力があるということ。そして、もう一つの特徴は、爆発時に大量の放射線を浴びることで、その後長期に渡る人体への影響で、いつまでも苦しめられるということ。
爆撃を免れた人でも、被爆地で親族を探したりした人たちが、後に被爆の影響で健康を害したり、亡くなったりしています。
そして、原爆投下から70年以上経った今でも「被爆の後遺症」を患っている人もいるのです。
2発の原爆による死亡者数は、2019年8月時点で、広島31万9186名、長崎18万2601人の合計50万1787人。
この数字(死没者登録数)は、被爆の後遺症で亡くなる方を追加することで、毎年、その数が増加しています。
現在世界9カ国で1万4525基の核兵器が所有されていると言われています。
日本は、世界で唯一の被爆国です。かつての悲劇を繰り返さないために、今、私たちは何をするべきなのでしょう。
過去の数字は?
この問題に取り組んでいる団体
広島市が所有する資料館
長崎市が所有する資料館
被爆の歴史を継承していくことを目的に作られ、講演会や交流会、研究などを行っている。
被爆者の証言や爆撃当時の写真などがgoogleアース上にマッピングされている。
広島原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズ。
長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズ。