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2018.01.24.Wed / update:2020.03.04

と畜場での「スタンガン」などの利用率

わたしたちが普段食べている牛肉や豚肉は、「と畜場(とちくじょう)」という施設で食肉に処理されています。

2016年5月~7月にNPO法人アニマルライツセンターが日本全国にある177ヶ所のと畜場に対してアンケート調査を行いました(回答数98施設/回答率55%)。アンケート回答施設の内、牛を飼育している施設の内28%(日本国内にある78施設のうち22施設)で「スタンガン」など電気式の追い立て道具を使って牛を移動させていることがわかりました。

政府間機関「国際獣疫事務局」は電気式追い立て道具に関して「非常時のみ使用し、動物を移動するため日常的に使用しないこと。」としています。
2020年に行われる東京オリンピック競技大会組織委員会が作成した「畜産物の調達基準」の中で、規定されたアニマルウェルフェアのレベルが過去のオリンピックと比べて大きく低下しているとの発表もありました。
東京オリンピックまでの2年6ヶ月「アニマルウェルフェア」という言葉が日本でどれだけ広まるでしょうか。

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