“わたしたちの月3万円ビジネス”を仕掛けるchoinaca(ちょいなか)/後編
2人のお話を聞いていると、“地域の人”を大切にしてるんだなって思います。
この杉戸町は古い建物や歴史・文化もたくさんありますが、この“地域の人”こそが最も重要な財産なのかもって思えました。
町おこしをしようって考えたときに、まず「移住促進!」みたいな話がよくあるじゃないですか。リソースなくて困ったら外から補充しようみたいな。僕はそういうのにちょっと疑問を持つこともあるんですよ。
でも2人が『3ビズ』や『マルシェ』、その他のプロジェクトを通じてやっているのって「“この地域の中に暮らしながら”、やりたいことの最初の1歩が踏み出せない人たち」に「自信を持たせて背中を押してあげる」ってことじゃないですか。もともとある人材というリソースを発掘して、磨いて輝かせる。
古い建物は新たに作るってことはできない、有限なものだから、きちんと守るしかない。
でも、人を育てて、新たに輝く人材を輩出することはいくらだってできますよね。
わたしたちはやっぱり町をおもしろくしていくのは、まずはこの町に暮らしている人たちだと思ってます。『3ビズ』では、やりたいことはあるけれど踏み出せていない地域の人たちに火をつけて回る「火付け役」が自分たちの仕事だと思ってるんです。
そしてついた火を絶やさないように、3ビズ終了後も単発のセミナーを開催したりしてビジネスを磨く機会を提供したり、再び集まったりする場を用意するようにしているんです。
なるほど、火付け役でありながら、付いた火の番もするんですね。
受講中はすっごい燃えてても、講座を終えて家に帰ると一気に日常に引き戻されちゃうこともあるからね。
旦那さんが消しちゃったりね(笑)。
ちなみにふなさんのお母さんはほんとすごいですよ。ボーボー燃えてます。毎回こんな(前傾姿勢になって)になって真剣に聞いてくれてますよ。
死ぬほど恥ずかしいです。
お話がおもしろくって、長くなってしまいました。最後にこれからやりたいことを聞かせてもらえますか?
マルと話してるのは商店街の空き家をどうにかしたいってこと。
わたしたちの最初のきっかけが寂れた商店街を見てどうにかしたいって思ったことだから、それはどうにかアクションを起こしたいんです。
特に東武動物公園駅の駅前通りのひどい有様。あそこにちょっとずつでいいんで、3ビズのコンテンツ(受講生のビジネス)を入れていきたいんですよね。
受講生とか卒業生が、お店を出店する。1店舗を3人でまわしてとか、1週間日替わりにしてとか、無理のないカタチではじめていって。
そうやってこの『3ビズ』のコンテンツをどんどん育てていって、商店街がにぎわって、それを目当てに人が杉戸に来てくれたらいいなって。
おお!商店街のいくつものお店が日替わりで変わっていくとか、すごいおもしろそう。それこそ、毎日が祭りみたいな感じですね。
そうそう。「3ビズ商店街」。
そうすると、この地域の外に住む人も、「なんかここに行けば夢がかなえられる」町みたいな。そういう町になっていったらすごくいいなって思ってます。
「夢がかなう町」って、すごくいいですね。杉戸ドリーム!
ぜひ実現したいですね!
今日はとってもワクワクするお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。
ありがとうございました。またきまーす。
こちらこそ、ありがとうございました。いつでもウェルカムです!
あとがき
長いインタビューをお読みいただき、ありがとうございます。
choinacaのおもしろさ、伝わりましたでしょうか。
もし興味を持った方は、ぜひ彼女たちの手がけるマルシェや講座においでください。(次のマルシェは12月11日です。)
詳細はこちら
一度この杉戸町に足を運んでもらえたら、“なんにもないように見えて、なんかある気がする!”って思ってもらえるはずです。
choinacaの活動はこちらでチェック!
-
『月3万円ビジネス』
-
『しあわせすぎマルシェ』
-
『ひとつ屋根の下』