2018.12.20.Thu
クリスマスにペットを買わないで
2017年に日本全国の保健所などで殺処分された犬・猫は4万3227匹。はじめて5万匹を下回りました。
犬猫の殺処分数は近年減少を続け、97年度の約66万1千匹から比べて、20年間でおよそ15分の1の数にまでなりました。
とはいえ、まだまだ多くの犬・猫が保健所などで殺処分されているのが現状です。
また、保健所などでの殺処分とは別に、生体販売(ペットショップなどでの生き物の販売)のために生み出された命が、繁殖〜小売までの流通過程でたくさん失われていることがわかっています。
2014年度に販売や引き渡されるなどして流通した犬や猫の総数はおよそ75万匹。そのうち流通過程で死亡した犬・猫の数は、わかっているだけで2万4千匹もいます。
かわいい犬や猫が店頭に並ぶ裏で、多くの命が消えているのです。
街中にクリスマスソングの流れるこの時期、ペットショップもかきいれどきを迎えます。
一時の流行りや気分に流され衝動買いしたり、生命をモノのように扱ったりせず、冷静に判断することが大切ではないでしょうか。