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2018.10.17.Wed

ビニール袋 全面禁止の国、ルワンダ

こんにちは!チャリツモライターのばんです。現在、南アフリカに滞在しています。

ルワンダのコーヒー農園

(写真は先日訪れたルワンダのコーヒー農園にて)

アフリカの社会情勢やソーシャルアクティビティについて、不定期にレポートしていこうと思います。

第一回目はアフリカのビニール袋利用状況。
先日Elieのワンミニッツスタディーでも取り上げられていたビニール袋。
日本では、一人あたり年間300枚のレジ袋を使っています。

では、世界各国のビニール袋の規制状況をみるとどうでしょう?

:ビニール袋全面禁止
:ビニール袋有料
オレンジ:自主協定により有料(企業ごとに自主的に課税する等)
:部分的に有料・禁止

大国ではオーストラリア、中国、インドで禁止。
インドの他にも南アジアのバングラデシュでも禁止されています。
また、面白いことに、アフリカの多くの国でもビニール袋が禁止されています。
産油国では、ビニール袋禁止の動きがあまりないようですね。

先日滞在したルワンダでも、ビニール袋は全面的に禁止されていました。
ルワンダと言えば1994年にジェノサイド(多数派フツ族による少数派ツチ族の大虐殺)が起こったことで有名です。日本でも「ホテルルワンダ」という映画が公開されたため、記憶している人も多いかと思います。
また、野生のゴリラが生息している数少ない国のひとつです。

そんなルワンダでは、ビニールバックの利用は、ドラッグと同じくらい悪いといわれており、入国時、空港で見つかったら没収されてしまいますので要注意!
違反した場合は、ドラッグを密輸した場合のように、罰金や懲役が課せられます(※)

ビニール袋の代わりに、この様な紙袋やメッシュの袋が使われています。

カフェのストローまで紙製という徹底ぶり。

途上国の路上でよく見られる使用済ビニール袋ですが、ルワンダでは見当たりません。
ビニール袋は、排水溝を塞ぐことで洪水の原因になったり、農作物にも影響を与えるため、一部医療などに使われるものを除き、製造・輸入・販売が禁止されているのです。

このビニール袋の禁止政策は、国を挙げた環境美化政策の一環で、ルワンダの街では、街の清掃をしている人をよく見かけます。
全国民に対し清掃が推奨され、カガメ大統領自身も清掃活動を行っていたり、環境美化が積極的にアピールされているのです。

ジェノサイド以降に就任した現カガメ大統領の主導で、ルワンダは生まれ変わりました。
このような大胆な改革が可能となった裏側には、大統領の半ば独裁的な力があるとも言われています。

隣国のケニアでも、同様にビニール袋が禁止されており、違反者には4万ドルの罰金、最長4年の懲役が課せられます。

これだけ強硬なビニール袋禁止政策が実行できた裏には、強権主義的な政府の姿があります。欧米諸国では、環境活動家とプラスチック産業界の間で、代替となる素材の環境負荷やビニール袋の再利用の推奨などの議論が起こっており、これだけ大胆な禁止政策をとることは困難です。しかし、半独裁的なルワンダでは、こうした政策を実現することが可能なのです。

この政策の結果、ルワンダはアフリカ一(いち)きれいな国だと言われるようになり、実際に、ビニール袋による野生動物の死骸数や土壌侵食、洪水の件数が減少したそうです。

日本でも、当たり前のように使っているビニール袋について、もう少し真剣に考える必要がありそうです。

ライター:
ばんゆかこ
"多様性"や人々を分ける"境界"が関心事のキーワード。
学生時代、中東地域やインドを中心に旅をしていた。
旅人マインドをもって気ままに生きてる。

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