2018.05.03.Thu / update:2020.03.04
60代の投票率は64%、20代は31%

2019年4月から、新しい元号・令和が始まりました。
そんな令和元年の7月に行われた第25回参議院議員通常選挙の投票率は、48.8%でした。全国規模の選挙としては、24年ぶりに50%を下回ったことになります。
年代別にみると、60代が約64%であるのに比べ、20代は約31%と半分以下しかありませんでした。
今回の選挙は大雨などの天候の影響もあったといわれていますが、事前の予測よりも投票率が大きく下回ったことが話題となっていました。
今から30年前の平成元年(1989年)の参議院選挙では、47.4%あった20代の投票率。年々低下する若年者の投票率を上げようと、自治体やメディアも奮闘していますが、なかなか功を奏しません。
過去の数字は?

2017年10月に行われた衆議院議員選挙の投票率は、53.68%でした。
衆院選の選挙としては、戦後2番目に低い水準です。
年代別に見ると、60代の約72%に対して、20代は34%と半分以下でした。
この問題に取り組んでいる団体
議員インターンシップや大使館インターンシップ、政策コンテストや情報発信などを通し、若者の政治参加を促す活動をしている。
政治に関する学生団体ivoteを立ち上げたメンバーが中心に設立したNPO法人。20代の投票率向上を目指し主権者教育や議員と若者が交流するイベント開催など、幅広く活動している。
「テクノロジーで国家システムを再構築する」ということをミッションに、政治×テクノロジーを駆使して、政治家と市民が議論するプラットフォームを展開している。
2019年7月の参院選において、投票に行く社員のために、投票日は全店閉鎖にするというアクションを起こした。