色々な子どものいる学校/地球のウラ側からオラー!第16話
こんにちは。小学4年生と2年生の娘2人とともに南米チリのサンティアゴで生活を送っているマリエです。突然ですが、来月から娘たち2人を連れて日本へ引っ越して生活をすることになりました。新しい環境で子どもたちがどんな風に日本の学校に馴染んでいくのか、不安と楽しみもありますが、とりあえず長い人生の何度目かの再スタートを切っています。今後もチリで感じた事や、日本で改めて感じる事などを漫画にしていけたらいいなと思います。今後ともよろしくお願いします。
今回の漫画では娘たちが通っていたチリの公立学校に通う子どもたちの話です。
チリは数年前から中南米からの移民が増加しているため、学校のクラスメイトの多くは他の国から来た移民の子どもたちが大半を占めています。チリ人家庭の多くが、公立よりも私立へ子どもを通わせたいと思っているため、サンティアゴの中心地へ行くとチリ人よりも移民の子どもの方が多い公立学校も珍しくありません。
チリの公立学校は、教育の質が私立学校に比べると低いなどの問題点はありますが、それでも、小さい頃から様々な国の色々な家庭環境をもった子どもたちと一緒に過ごしながら学校生活を送ると言うのは、子どもにとって大切な経験かもしれません。
ライタープロフィール
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Marie
南米チリ在住のシングルママ、イラストレーター、ライター。
小さい頃から、異文化に触れるのが好き。
チリで生活を送りながら出会う面白いこと、疑問に思うこと、悩むこと、色々な日常の体験を地球の反対側チリからイラストや文章にしてお送りします。
Instagram:@wanibeee
世界のあちこちで差別や偏見で、他の人を攻撃したり、排除したりするニュースをよく耳にします。
高学歴な教育を受けた人でさえも(そもそも質の高い教育ってなんだろう?数学ができること?それとも文章がちゃんと書けること?)、自分と違う人を差別して攻撃する事だってあります。
チリのサンティアゴにある公立学校は確かに、教育レベルは落ちるし、学校は汚くて、子どもたちのマナーだって悪いかもしれない。でも友達が自分と違う国から来て、それぞれ見た目が違ったり、バックグラウンドが違うという理由で差別しないという大切なルールは小さい頃から自然と理解しているように感じました。