2019.04.09.Tue
選挙おもしろ小ネタ集
オープンカーは「選挙カー」として使えない?! /選挙のヘンなルール
街中で見かける、選挙カー。
窓を開けて手を振っていたり、車の上に演説スペースを装備したりしてますよね。
けど、皆さん思いませんか?
あれ、オープンカーで、政治活動した方が楽なんじゃないのって。
車に乗ったまま外に向けて、演説しやすそうですもん。
でも実は、選挙に使える車両には、明確な基準があるんです。
それは、構造的に上や横が「開いている」もしくは「開ける」タイプの自動車以外は選挙カーに使えるというもの。
逆に言うと、オープンカーは選挙活動で使えないってことです。
その理由は、「品位に欠ける」からだそう。
オープンカーの使用禁止を定めた条文は、昭和37年に制定された改正公職選挙法の中で初めて盛り込まれました。
当時は選挙活動では多くの場合トラックが使われていたようで、トラックの荷台に乗って移動する候補者が道行く人々にいちいち頭を下げている様子があまりにみっともないという理由でトラックを禁止するために条文にさだめたのだそうです。
「品位に欠ける」とは、チャラチャラしたオープンカーで選挙活動するのがマナー違反というわけではなく、常に衆人環視のトラックの荷台でペコペコし続けるのは政治家として情けないという意味合いだったんですね。
ちなみに、同じく屋根のないものでも、船での演説は認められているそう。
島国の日本では、地方によっては、選挙船も一般的みたいですね!
参考: |
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