ばあばのおだいどこから vol.5 〜兵庫県神戸市の節子さん〜

チャリツモが制作をお任せいただいている日本財団のインスタグラムで展開しているリール動画のシリーズです。
男女格差のより大きかったひと昔前、女性たちは家庭の中、とりわけ台所でその多くの時間を過ごしていました。
「置かれた状況がどのようなものであっても、主体性を失わずに生きようとしてきた奮闘と軌跡が先達の女性たちにもあるにちがいない、それも台所から生まれた何かがーーー」
シリーズの監督である関根愛(せきね めぐみ)さんは自身が長く体を壊した際、台所に立ち根気づよく食事に向き合っていくことで人生を建て直していった経験から、ふとそのように感じて本シリーズの制作に取り組みはじめました。
日本各地に暮らす高齢女性たちの声と物語を、台所を背景にお届けします。
5人目は、兵庫県神戸市の節子さんです。
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郷里・岡山の自慢のばら寿司
引き揚げてきて育った郷里、岡山の名物ばら寿司を作りながら、戦争は絶対にしてはいけないとつよく語るせつこさん。その思いに耳を傾けます。
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春菊のさっぱりにゅうめん
五歳のときに敗戦を迎えたせつこさんは、日本へ引き揚げてきてから生活が一変したといいます。
まだ小さかったせつこさんやお兄さんも含め、一家みんなが戦争の責任を引き受けたと、言葉をえらびながら話してくれました。
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子どものためになんども作った得意料理のプリン
昨年、長年連れ添ったご主人を亡くされたばかりのせつこさん。
思い出すのはいいことばかり、お父さんに守られた人生やった、とこれまでの歩みをふりかえりながら、子どもたちのためになんども作ったという自慢のプリンを下ごしらえから丁寧に、作ってくれました。
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『ばあばのおだいどこから』シリーズは、日本財団インスタグラムにて月イチペースで配信中です。
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