ばあばのおだいどこから vol.3 〜広島県尾道ののり子さん〜

チャリツモが制作をお任せいただいている日本財団のインスタグラムで展開しているリール動画のシリーズです。
男女格差のより大きかったひと昔前、女性たちは家庭の中、とりわけ台所でその多くの時間を過ごしていました。
「置かれた状況がどのようなものであっても、主体性を失わずに生きようとしてきた奮闘と軌跡が先達の女性たちにもあるにちがいない、それも台所から生まれた何かがーーー」
シリーズの監督である関根愛(せきね めぐみ)さんは自身が長く体を壊した際、台所に立ち根気づよく食事に向き合っていくことで人生を建て直していった経験から、ふとそのように感じて本シリーズの制作に取り組みはじめました。
日本各地に暮らす高齢女性たちの声と物語を、台所を背景にお届けします。
3人目は、広島県尾道ののり子さんです。
* * *
お知り合いのご家庭に届ける、スパイスが決め手の手ごねハンバーグ
神戸のご実家が喫茶店で、ご自身もちいさな頃から台所に立ってきたのりこさん。
仕事を引退した今は、忙しくてなかなか料理を作れないお知り合いのお家に、週に二日ぶんの料理を作って届けてあげています。
昔から料理をつくってあげるのも、じぶんが食べるのも好きだと、嬉しそうに話してくれました。
* * *
ひと手間かけて作る、しゃきしゃき、ほくほくのポテトサラダ
60歳を過ぎて、生まれ育った神戸からひとり、東京にでたのりこさん。
調理補助の仕事を朝から夜までかけもちしながら、たくさん働いてきました。
今は尾道でゆっくり暮らしながら、じぶん自身の幸せについて思いを馳せます。
* * *
なんども作って食べた、思い出の関西風お好み焼き
つらいところからは、逃げればいい。
人のことは変えられないけれど、じぶん自身の見方や捉え方は変えられる。
のりこさんは幼いころから何度も食べていたというお好み焼きを手際よく作りながら、ご自身の辛い経験から得た大切な気づきを、やさしい言葉で話してくれました。
* * *
『ばあばのおだいどこから』シリーズは、日本財団インスタグラムにて月イチペースで配信中です。
気に入っていただけた方は、ぜひアカウントをフォローして、最新作をご覧ください。




















