ばあばのおだいどこから vol.1 〜広島県因島の村上正子さん〜

チャリツモが制作をお任せいただいている日本財団のインスタグラムで展開しているリール動画のシリーズです。
男女格差のより大きかったひと昔前、女性たちは家庭の中、とりわけ台所でその多くの時間を過ごしていました。
「置かれた状況がどのようなものであっても、主体性を失わずに生きようとしてきた奮闘と軌跡が先達の女性たちにもあるにちがいない、それも台所から生まれた何かがーーー」
シリーズの監督である関根愛(せきね めぐみ)さんは自身が長く体を壊した際、台所に立ち根気づよく食事に向き合っていくことで人生を建て直していった経験から、ふとそのように感じて本シリーズの制作に取り組みはじめました。
日本各地に暮らす高齢女性たちの声と物語を、台所を背景にお届けします。
1人目は、広島県因島の村上正子さんです。
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集落に伝わる醤油飯
正子さんの暮らす集落に昔から伝わる、醤油飯。
「ほんとうは釜で炊いて、炊き上がる前に醤油を”打って”香りを立たせるの。今は初めから醤油入れちゃって、炊飯器で作る現代版」と正子さん。
みんなが集まるハレの日の食卓でたべられてきた伝統料理を作りながら、食べることは「なかよし」だと話してくれました。
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柑橘サラダと酢の物
広島県尾道市の因島(いんのしま)に住む正子おばあちゃんに、地産のフレッシュなデコポンとレモンを使った柑橘サラダと、酢の物を作ってもらいました。
島の旬の食材や季節の野菜をふんだんに盛り付けながら、「季節」を感じられない都会に住む娘さんに想いを馳せます。
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豆おかず
正子おばあちゃんの豆料理。
採れたての立派なスナップえんどうと空豆を使い、さっと炒め物を作ってくれました。
何度も「まめが一番」という正子さん。豆のことかと思いきや、「まめ」には方言で別の意味があるんだそう…。
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『ばあばのおだいどこから』シリーズは、日本財団インスタグラムにて月イチペースで配信中です。
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