2026.01.10.Sat
「いつも一緒に 歩いてたもんねぇ」|ばあばのおだいどこから vol.23

男女格差のより大きかったひと昔前、女性たちは家庭の中、とりわけ台所でその多くの時間を過ごしていました。
「置かれた状況がどのようなものであっても、主体性を失わずに生きようとしてきた奮闘と軌跡が先達の女性たちにもあるにちがいない、それも台所から生まれた何かがーーー」
シリーズの監督である関根愛(せきね めぐみ)さんは自身が長く体を壊した際、台所に立ち根気づよく食事に向き合っていくことで人生を建て直していった経験から、ふとそのように感じて本シリーズの制作に取り組みはじめました。
日本各地に暮らすばあばたちの声と物語を、台所を背景にお届けします。
23人目のばあばは、神奈川県逗子に暮らす、平井やよいさんです。
(チャリツモが制作をお任せいただいている日本財団のインスタグラムで展開しているリール動画のシリーズです)
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第一話「自分の顔だってわすれちゃうんだから」
【得意料理のきんぴらごぼう】
今回から3回に渡ってお届けするのは、神奈川県逗子に暮らす、平井やよいさんのおだいどこの物語です。
逗子の見晴らしのいい場所で暮らすやよいさんは、来年90歳になります。
思い出せないことが沢山あって困る、といいながらも、しっかりした足取りで台所に立ち、ご自身で料理を作り、毎日欠かさず散歩へもでかけます。
得意料理のきんぴらごぼうを、ゆっくり時間をかけて作りながら、ぽつりぽつりと子どものころのお話を聞かせてくれました。
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