ばあばのおだいどこから vol.11 〜沖縄県石垣島の松本静枝さん〜

チャリツモが制作をお任せいただいている日本財団のインスタグラムで展開しているリール動画のシリーズです。
男女格差のより大きかったひと昔前、女性たちは家庭の中、とりわけ台所でその多くの時間を過ごしていました。
「置かれた状況がどのようなものであっても、主体性を失わずに生きようとしてきた奮闘と軌跡が先達の女性たちにもあるにちがいない、それも台所から生まれた何かがーーー」
シリーズの監督である関根愛(せきね めぐみ)さんは自身が長く体を壊した際、台所に立ち根気づよく食事に向き合っていくことで人生を建て直していった経験から、ふとそのように感じて本シリーズの制作に取り組みはじめました。
日本各地に暮らす高齢女性たちの声と物語を、台所を背景にお届けします。
11人目は、沖縄県石垣島の松本静枝さんです。
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島の名物パパヤで作るさっぱり煮物
宮古島出身のしずえさんは、小さい頃とても貧しかったといいます。
炭鉱で働くお父さんを支えながら、自給自足の生活を試み、年上の兄弟として家族の朝ごはんを作ってきたといいます。
大根の代わりに島のパパヤ(パパイヤ)でさっぱり風味の煮物を作りながら、当時の生活の様子を聞かせてくれました。
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庭のゴーヤで作る、具沢山ゴーヤチャンプルー
幼い兄弟たちを育てるために、中学を出てから働いてきたしずえさん。
学校の用務員をしたり、旦那さんを早くに亡くされてからはタクシーの運転手もしました。
今もシルバー人材の仕事に、スポーツに趣味に、家にいることの少ない毎日を送ります。そのエネルギーは一体どこからくるのでしょうか。
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生姜を効かせたアーサ汁とラフテー
自然も人も良く、石垣島は住みやすいところだと話すしずえさん。
それでも、暮らしながら最近思うことがあると言います。
生姜をたっぷり効かせたあおさ(アーサ)の汁物と、おなじく生姜を薬味にこってり焼き上げるラフテーを準備しながら、長らく暮らす島の生活の今を詳しくおしえていただきました。
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『ばあばのおだいどこから』シリーズは、日本財団インスタグラムにて月イチペースで配信中です。
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