ばあばのおだいどこから vol.16 〜広島県因島の内海智恵子さん〜

チャリツモが制作をお任せいただいている日本財団のインスタグラムで展開しているリール動画のシリーズです。
男女格差のより大きかったひと昔前、女性たちは家庭の中、とりわけ台所でその多くの時間を過ごしていました。
「置かれた状況がどのようなものであっても、主体性を失わずに生きようとしてきた奮闘と軌跡が先達の女性たちにもあるにちがいない、それも台所から生まれた何かがーーー」
シリーズの監督である関根愛(せきね めぐみ)さんは自身が長く体を壊した際、台所に立ち根気づよく食事に向き合っていくことで人生を建て直していった経験から、ふとそのように感じて本シリーズの制作に取り組みはじめました。
日本各地に暮らす高齢女性たちの声と物語を、台所を背景にお届けします。
16人目は、広島県因島の内海智恵子さんです。
* * *
米粉のぱりぱり唐揚げ
自分の感情をうまく出せず、家族の中で逃げ場のなかった子ども時代を過ごしたちえこさん。
結婚して子どもに恵まれますが、夫の会社が倒産し、頼れる先なく女手ひとつで子どもを育てていくことになります。ちえこさんが生きていくために選んだ職業とは…?
米粉でぱりぱりに仕上げる唐揚げをじっくり揚げながら、当時のことを振り返って教えてくれました。
* * *
白菜とにんじんのくたくた煮
大型トラックの長距離ドライバーとして、昼夜の区別なく働きづめだったちえこさん。無呼吸症候群になったり、精神的にも肉体的にも、限界だったといいます。
それでも踏ん張ってこられたのは、二人のお子さんの存在でした。
子どもがなぜかこれ好きなんですよ、という白菜のくたくた煮を作りながら話してくれたちえこさんのストーリー、皆さんもぜひご覧ください。
* * *
八分づき米とわかめ&ネギの味噌汁
尾道から因島へ引越し、再びお子さん二人と暮らしはじめたちえこさん。今が一番肩の荷がおりて、安心して毎日を過ごせているといいます。
夕飯の味噌汁を手際よく作るちえこさんに、昔の自分へ声をかけてあげるなら?と聞くと、言葉をえらんで語ってくれました。
* * *
『ばあばのおだいどこから』シリーズは、日本財団インスタグラムにて月イチペースで配信中です。
気に入っていただけた方は、ぜひアカウントをフォローして、最新作をご覧ください。




















