「私が作ったスイーツでみんなをスマイルにできるパティシエになりたい!」
8月に14歳になった長女が、小学校の卒業文集に残した言葉です。
小学5年生のクリスマスイブに、いくつものお菓子を初めて一人で作ったことをきっかけに、スイーツ作りにすっかりハマってしまった娘。
お菓子づくりに出会ってから2年7ヶ月ほどの時が過ぎたこの夏、娘が描いた夢の実現に向け、ついに自宅に小さな菓子工房をオープンしました。
今回お届けするのは、私たち家族が長い時間をかけて向き合ってきた「分離不安障害(ぶんりふあんしょうがい)」のお話です。
二女は8歳の時、「分離不安障害」という診断を受けました。
長女は診断は受けていませんが、幼稚園に入園し、場面緘黙症を発症した頃に専門医に診せていたら分離不安障害と診断されていたかもしれません。
分離不安障害とは精神医学的障害のひとつ。
愛着のある人物や場所から離れることに対し、過剰な不安と苦痛を感じる状態です。