2019.01.20.Sun

【世界の声】『週刊SPA!』問題とジェンダー格差後進国、日本

『週刊SPA!』の『ヤレる女子大学生ランキング』が、女性蔑視として問題となりました。
日本はもとより、海外、特にアメリカとイギリスでも話題になっています。
海外の報道では、日本の慢性的、歴史的、構造的女性蔑視意識が語られているのをご存知でしょうか。

今回の問題は、海外において「“あの”ジェンダー格差後進国、日本での話」という文脈で語られることがほとんどです。
これまでも、2018年の世界経済フォーラムによるジェンダー格差ランキングにおいて、日本が調査対象国149カ国中110位だったことや、日本の大学の一部が医学部入試において女性差別をしていたことなどは、世界的に報道されてきました。
全世界でムーブメントになった #Me too も、日本ではあまり浸透していないと言われています。
もちろん、女性蔑視は日本だけの問題ではありません。アメリカを含め海外でも、社会問題として数多くの研究機関や非営利団体等に認識されています。それでも、日本は「後進国」として知られているのです。

海外でも、たとえ中傷的表現であっても表現の自由であるという原則論的な解釈も一部では見受けられます。
しかし、表現の自由を口実に、あるいは無意識的に、女性蔑視が公然たる日常の一部となっている日本社会を疑問視する声の方が、圧倒的多数となっています。

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ライター:やじま ゆうさく

編集:ばんゆかこ

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やじま ゆうさく
米国インディアナ州に住む学者です。
主にアメリカ、フィンランドにて教鞭を執っています。
ウィキペディアフェローも兼任。
専門(博士号)は文化とコミュニケーション及び教育ですが、他にもグローバリゼーション、ポストコロニアリズム、アジア学、日本学、現象学など、多岐にわたり興味関心があります。
趣味は、読書、料理、ピアノ、ギター、バスケットボール、ハイキング、テニス、ランニング(マラソン)、ボクシング。