2018.11.14.Wed
ブラジル大統領選挙:人種差別的・反貧困層・銃所持賛成、「ブラジルのトランプ氏」ことジャイル・ボルソナロ政権誕生

今年10月、ブラジルで大統領選挙が行われました。
極右派で元軍人であるジャイル・ボルソナロが、左派で貧困層への支援拡大を掲げるフェルナンド・アダジ氏を破り、大統領に就任しました。
ジャイル・ボルソナロ氏は、移民の受け入れ制限、人種差別的、反貧困層、銃所持賛成であるため、「ブラジルのトランプ氏」とも呼ばれています。
2016年アメリカの大統領選挙のころのように、昨今のブラジルでも、経済の低迷や社会保障問題、治安の悪化などを背景に、国民の間で暗いムードが広まっていました。
そんな状況打破を願うべく、政権与党に反発する国民が、ジャイロ・ボルソナロ氏に票を入れました。
犯罪率の低減や貧困層への援助カットを掲げた政策に対し、特に中間層から富裕層の支持が集まったと言われています。