世界の選挙をのぞき見隊!その4〜シンガポール編〜
日本はもうすぐ参院選です!
2019年は選挙イヤーと呼ばれていて、3年に一度の地方統一選と、4年に一度の参院議員選挙が重なる年なんだって。
選挙といえば、選挙カーが走って、選挙ポスターが張られて、新聞の折り込みに地区の候補者の情報がならぶ。選挙日が公示されたら投票用紙が家に届く。そして期日前か日曜日の投票日に、投票しに行く…
若年層の投票率は低く、毎回選挙キャンペーンが行われるがあまり振るわない…
こんな選挙が当たり前だと思っていませんか?
ちょっと世界の選挙事情を見てみると、あらら?これまでの選挙の常識が覆されるような多様な選挙の姿があるようです。
さあ、チャーリーと一緒に世界の選挙をのぞき見してみましょう!
※このコーナーは、各国で選挙権を持つ人へのアンケートと調査をもとに執筆されています。
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シンガポールってどんな国?
東南アジアにあるシンガポールという国は、実は東京23区くらいの大きさしかない小さな国。1965年にマレーシアから分離独立したので、まだ若い国なんだ。昔から貿易の中継地点として繁栄していたので、今でも経済的に豊かで、ビジネスの中心市としても知られてる。
有名なものとしては「マーライオン」があるよね。
シンガポールは、いろいろな民族の人が住む場所としても有名なんだ。公用語は4つあって、英語、中国語、マレー語、タミル語。シンガポールには、アジア各地から人が集まり、いろんな文化が入り混じっている。
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シンガポールの政治
実はシンガポール「明るい北朝鮮」と呼ばれることがあるんだって!
自由度が高いけれど、実際は、シンガポールを建国した一族が独裁している状態なので、こんなニックネームが付いたんだ。
シンガポールには複数の政党があって、選挙も実施されるけど、様々なルールがある。言論の自由がなかったり、ガムやごみをポイ捨てをすると高額な罰金を払わないといけないんだ!
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シンガポールの選挙
シンガポールでも、選挙は権利ではなく国民の義務なんだって。
選挙に行かなかった人は、選挙権をはく奪されてしまうんだって!
はく奪されたらどうすればいいのかって?罰金を支払うことで、選挙権を取り戻すことができるのだそう。罰金の額は50シンガポールドル。日本円にすると4000円くらい。
ただし、留学中であったり、海外に駐在していたり、また出産していた、などの理由がある場合は、選挙が免除されるんだ。
選挙が義務というだけあって、投票率は常に90%を超えている。
選挙権は、21歳から。日本と同じように、選挙が決まったら、選挙用紙が自宅に郵送されるので、それをもって投票所に行くんだ。
ちなみに、2017年には初の女性大統領が誕生したんだって!
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選挙のこと、聞いてみた
選挙に関する情報は、すごく熱心でない限り、アクセスしにくいと思う。LGBTや中絶、経済などのトピックごとに、どのような見解を持っているか調べて、投票する人を決めているよ。
選挙や政治のことは、家族や友達とよく話すよ。え?むしろなんで話さないの?
インターネットとかで、政党や候補者の情報は十分手に入ると思ってる。