世界の選挙をのぞき見隊!その7〜エクアドル編〜
日本はもうすぐ参院選です!
2019年は選挙イヤーと呼ばれていて、3年に一度の地方統一選と、4年に一度の参院議員選挙が重なる年なんだって。
選挙といえば、選挙カーが走って、選挙ポスターが張られて、新聞の折り込みに地区の候補者の情報がならぶ。選挙日が公示されたら投票用紙が家に届く。そして期日前か日曜日の投票日に、投票しに行く…
若年層の投票率は低く、毎回選挙キャンペーンが行われるがあまり振るわない…
こんな選挙が当たり前だと思っていませんか?
ちょっと世界の選挙事情を見てみると、あらら?これまでの選挙の常識が覆されるような多様な選挙の姿があるようです。
さあ、チャーリーと一緒に世界の選挙をのぞき見してみましょう!
※このコーナーは、各国で選挙権を持つ人へのアンケートと調査をもとに執筆されています。
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エクアドルってどんな国?
南米にあるエクアドルという国。日本ではあまりなじみがない国かもしれない。日本でエクアドルの名前を見るとしたら、スーパーでエクアドル産のバナナを見たことがあるくらいかな?
赤道直下にあって、一年中暑いんだ。
また、ガラパゴス諸島がある国として知られているよ。
石油が取れる国だけど、石油の値段が下がったり、国内の格差が大きかったり、まだまだたくさんの課題を抱えているところでもあるんだって。
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エクアドルの政治
エクアドルは、大統領が国家元首の共和制の国だ。
経済規模が小さいことから、2000年に自国の通貨を廃止して、アメリカドルを使っているよ。経済的にアメリカとの関係は強いけど、反米の政党が政権を握ることもよくあるんだって。
徴兵制があり、国民にとっても軍は身近。これまでも、軍のクーデターによって政権交代したことが何度もあるんだ。
軍の力が強かったり、政府の汚職が問題だといわれている。
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エクアドルの選挙
エクアドルでは、選挙は国民の義務なんだって。
18歳から65歳の国民は、選挙が義務となっている。
16歳から18歳、65歳以上は任意で選挙に参加できるんだ。
投票するときは、オンラインで近くの投票所を調べて、投票所で投票用紙をもらうんだ。投票をしたら、投票した証明書がもらえるよ。
この証明書がないと、銀行口座を開設したり、法的手続きや海外旅行などができなくなるらしい。
2017年の選挙の投票率は、81.7%だったんだって。
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政治について友達と話をするのは好きだから、よく話すよ。
でも、候補者は、ほかの候補者のダメ出しをしたりするだけで、現実的な政策を提示しないから、安っぽいドラマを見ている気分だよ。