世界の選挙をのぞき見隊!その1〜オーストラリア編〜
日本はもうすぐ参院選です!
2019年は選挙イヤーと呼ばれていて、3年に一度の地方統一選と、4年に一度の参院議員選挙が重なる年なんだって。
選挙といえば、選挙カーが走って、選挙ポスターが張られて、新聞の折り込みに地区の候補者の情報がならぶ。選挙日が公示されたら投票用紙が家に届く。そして期日前か日曜日の投票日に、投票しに行く…
若年層の投票率は低く、毎回選挙キャンペーンが行われるがあまり振るわない…
こんな選挙が当たり前だと思っていませんか?
ちょっと世界の選挙事情を見てみると、あらら?これまでの選挙の常識が覆されるような多様な選挙の姿があるようです。
さあ、チャーリーと一緒に世界の選挙をのぞき見してみましょう!
※このコーナーは、各国で選挙権を持つ人へのアンケートと調査をもとに執筆されています。
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オーストラリアってどんな国?
チャーリーが最初にやってきたのは、オセアニアにある島国、オーストラリア。
カンガルーやコアラが有名ですね。
シドニーやメルボルンといった都市が有名だけど、首都はキャンベラという街なんだって。
ヨーロッパ系の住民が多いですが、アジアなどからの移民や先住民のアボリジニもいる、多民族国家なんだよ。
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オーストラリアの政治
オーストラリアは昔はイギリスの一部だったんだ。1901年、イギリスから独立した自由民主主義国家。今でもイギリス連邦の一部で、イギリスとは深いつながりがあるんだって。
政治体制は、立憲君主制という制度を採用しているのだそう。(※立憲君主制:憲法によりその権力の行使が制限された君主制)
議会は日本と同じように、上院と下院の二院制。複数の政党があるんだって。
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オーストラリアの選挙
オーストラリアの選挙権は、日本と同じく18歳以上。しかし、選挙(※1)の参加は必須。選挙に行かなかった場合、罰金が課せられるのです。正当な理由なしに選挙に行かなかった場合、なんど20オーストラリアドル(※2)支払わなければいけません。過去に罰金を支払った経験があると、支払額は50オーストラリアドル(※3)の増額されるとか…。
そのかいがあってか、投票率は毎回90%を超えているんだって!
投票が義務というだけあって、投票日の1週間前から期日前投票ができるようになっているよ。
投票日は土曜日。学校や役所が投票所となっており、そこではなんとソーセージが配られんだって!
いいなあ、おいしそう。
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テレビやインターネット、ラジオなどで選挙情報が得られるので、情報源には満足しています。
でも、誰に投票するかは毎回難しいですね。
投票先を選ぶときは、同性婚についてや先住民の権利についての考えなどが、自分に合うものを選びます。