世界の選挙をのぞき見隊!その3〜ペルー編〜
日本はもうすぐ参院選です!
2019年は選挙イヤーと呼ばれていて、3年に一度の地方統一選と、4年に一度の参院議員選挙が重なる年なんだって。
選挙といえば、選挙カーが走って、選挙ポスターが張られて、新聞の折り込みに地区の候補者の情報がならぶ。選挙日が公示されたら投票用紙が家に届く。そして期日前か日曜日の投票日に、投票しに行く…
若年層の投票率は低く、毎回選挙キャンペーンが行われるがあまり振るわない…
こんな選挙が当たり前だと思っていませんか?
ちょっと世界の選挙事情を見てみると、あらら?これまでの選挙の常識が覆されるような多様な選挙の姿があるようです。
さあ、チャーリーと一緒に世界の選挙をのぞき見してみましょう!
※このコーナーは、各国で選挙権を持つ人へのアンケートと調査をもとに執筆されています。
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ペルーってどんな国?
かつてインカ帝国が栄えたことで有名なペルー。マピュピチュやアルパカなんかが知られてている。
山岳地帯と都市部の間で、大きな経済格差があるんだって。。
実は、ペルーには、120年前から日本人が移住し、大きな日系人コミュニティがあるんだよ。現地には、日本文化とペルーの文化が融合した料理もあるんだって!
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ペルーの政治
政治体制は、立憲共和制。国家元首がなく、国民に主権がある。議会は一院制。
かつての大統領フジモリ氏は、実は日系ペルー人。日本とは、政治的に友好関係にあるんだ。
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ペルーの選挙
大統領選挙と国会議員選挙があるんだって。
ペルーの選挙は特徴的で、18歳から69歳は選挙はなんと義務!
投票しなかった場合、罰金もあるんだ。罰金の額は、地区の経済水準によって違うみたいで、高所得の地域では、日本円で2500円くらい。最貧困地域では、650円くらいなんだって。
選挙は日曜日に行われるんだけど、期日前投票制度がないから、投票率は80%ほどだ。
選挙に関する国民の義務は、投票だけじゃないんだって。
投票所の責任者も、有権者の中から選ばれるんだ!
投票所は、学校などの教育機関に、約200人に1つの割合で設置される。そして、一つの投票所に3人の責任者と2人の補充員が選ばれるんだ。
しかし、罰金の額からもわかるように、ペルーでは経済格差や教育格差が大きく、国民主導で選挙を運営することで、選挙結果公表の遅れにつながっている、ともいわれているよ。
また、ペルーでは、大統領や有力政治家の汚職が相次いでいるんだ。
数々の汚職事件があったので、2018年に実施された国民投票で、議員の再選が禁止されたんだ!
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大統領や政治家に関しては、汚職の問題をよく聞きくなあ。
政治に関して、家族や友人と話すことはよくありますね。選挙に行くときは、貧困への政策や汚職の少なさを重視するよ。