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2019.01.13.Sun

南アフリカ・ヨハネスブルグの街角から / vol.7 Bernadine

街行く人7.Bernadine
出会った場所:ケープタウン、Waterfont

インタビュー企画『南アフリカ・ヨハネスブルグの街角から』

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アパルトヘイトやネルソン・マンデラで知られる南アフリカ。多様な人種が住んでいることから、「レインボー国家」と言われています。

南アフリカの大都市、ヨハネスブルグ(ときどきケープタウン)で出会った人々に聞いてみました。

今回は「ヨハネスブルグの街角から」番外編。ケープタウンの街角からお届けします。
ケープタウンは、南アフリカへの欧米人の入植が始まった場所。またアパルトヘイトが始まった場所でもあります。
南アフリカで最も有名な観光地で、世界自然遺産であるテーブルマウンテンやビーチ、世界的に有名なワイナリーが立ち並びます。日本からも新婚旅行などで訪れる人もいるほど、美しい場所です。
しかし、ヨハネスブルグよりも犯罪の発生率が高く、所得格差が大きい地域でもあるのです。

あなたは
南アフリカで
差別にあったことが
ありますか?

差別は、毎日何かしらの形で感じる。
私はアパルトヘイト時代には「カラード(※1)」に分類されていたから、昔は肌が十分に白くないと言われ、今は十分に黒くないと感じることがある。
アパルトヘイトは終わったけれど、今の政権は黒人政党(※2)が握っているでしょう。黒人でないマイノリティの私は、阻害されたように感じることがあるの。

たとえば、カフェやレストランに行ったとして、カラードである私に対する黒人ウエイターの態度が他の人と異なるように感じることがあるわ。黒人のウエイターと言っても、南アフリカ人の場合と、他のアフリカ諸国から来た外国人の場合で態度が違うの。
歴史的な事があるから、南アフリカの黒人はカラードの人に対して、あまり良い印象を持っていないのか、あまり好意的に接してもらえないことがあるの。
外国からの移民のウエイターの場合は、もっとフレンドリーに接してくれることが多いのだけど。

きっとそういう態度の違いは、その人たちが意識的にやっているのではなくて、ほとんど無意識的なことなんだと思う。自分たちと違う人に対して、もっとオープンになる必要があるんじゃないかな。
だから私は、信念として「どんな相手に対しても、相手が返してくれるまで、笑顔をあげる」と決めているの。自分から笑顔を与えることで、相手の態度が変ることがあると信じている。
昔、ウエイターの態度がものすごく悪かったことがあって、少しトラブルになったことがある。なんとかその場はおさまったんだけど、お互いに後味は良くなかったと思う。だから、次にそのお店に行ったときは、あえて自分から大きな笑顔で挨拶をしたの。そしたら、相手も満面の笑顔で返してくれた。それからは、そのお店に行くたびに笑顔で挨拶が出来るようになった。
たぶん、自分が笑顔じゃなかったら、いい関係が築けなかったかもしれない。私は自分から心を開くことが大切だと思ってるわ。

編集後記

今回お話をしてくれた彼女とは、ヨハネスブルグのカフェでたまたま隣になり、お話をしたのがきっかけで、ケープタウンでも会うことになりました。彼女の見た目はアジア系のようなので、わたしと2人でいると観光客だと思って、何度もお土産売りが来ました。しかし、彼女は南アフリカ・ケープタウン生まれの生粋の南アフリカ人です。

アパルトヘイト時代は、白人、黒人の他に、カラード(混血)、インド人(アジア人)の分類がありました。それぞれ居住区が分かれていましたが、公共の場の多くは「白人用」と「白人以外」に分けられていたので、カラードという立場は、アパルトヘイト前も後も、マイノリティとしての生きづらさを抱えているようです。(街行く人03 MERUIN MIRWAN MOTAN
ケープタウンには、イギリス統治時代に今のインドネシアなどからマレー系の人が連れらて来られたため、カラードの人も多いのです。

自分と異なる人に対して態度を変える、ということは誰しも自然にやってしまうことかもしれません。私たちだって、日本で外国人と接するとき、日本人に対する際と違った接し方をしてしまうことあると思います。
南アフリカの場合は、ひとつの国の中にものすごく多様な人がいます。同じ『南アフリカ人』の中にある違いに対して、どのように消化していくのかは人それぞれ。アパルトヘイトの傷跡が強く残る中、本当の意味で共存していくために、まだ模索をしている段階なのかもしれません。

ライター:ばんゆかこ

編集:船川 諒

ライター:
船川 諒
WEBデザインと、記事の執筆&編集を担当しています。
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