kame cinema 01『ゆれる人魚』
こんにちは。
イラストレーターのkameです。
最近ものすごく面白い韓国映画を観てしまいました…
追々こちらの連載で紹介できればいいなと思います。
第2弾となる今回は「ゆれる人魚」という映画を紹介したいと思います。
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「ゆれる人魚」
2015年に上映された、ポーランドの映画です。
日本での公開は2018年でした。
この映画はポスターで惹かれて予告を観て、こんなの絶対好きに決まっている…!と、公開してすぐに新宿シネマカリテへ観に行きました。
美しい人魚の姉妹のお話で、おおまかなストーリーはアンデルセン物語の人魚姫と同じです。
同じなんですが、生々しくて少しグロいんです…!
人魚というとディズニーのアリエルが思い浮かぶ人が多いと思うんですが、
こちらの人魚はすごく生臭そう…ぬめぬめぐちょぐちょしてます。
そして人を食べます。
またこちらの人魚は自在に人間の姿になれるんですが、姿は人間でも生殖器がなく、魚の姿の時には魚の下半身なのに生殖器があるんです。
これが生々しくて少し気持ち悪い…。
ですが、妹のゴールデンは怪しい雰囲気でとても美しく、姉のシルバーは可愛らしく何より歌声が美しく、二人ともものすごく魅力的で一気に惹かれてしまいます。
愛する男性のために本物の人間の下半身を手に入れるシーンがあるのですが、
物語みたいに薬を飲んで足が生える〜なんてもんじゃないです。
結構衝撃でした。衝撃受けてほしいので詳しくは言いません。
その後のセックスのシーンが本当に悲しかったし、ラストシーンは胸を抉られる思いでした…。
最初のシーンから最後のシーンまで余すことなく大好きで、
観終わった後興奮状態でサントラとパンフレットを買って帰りました。
映像がとにかく素晴らしく、音楽も面白いミュージカル映画です。
はちゃめちゃにオススメします。大好きな映画。
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「ゆれる人魚」(2015)
監督/アグニェシュカ・スモチンスカ
脚本/ロベルト・ボレスト
あらすじ
ナイトクラブのバンドメンバーが川辺でお酒を飲んでいるところに現れる、
美しい人魚の姉妹、ゴールデンとシルバー。
メンバーたちはふたりを保護し歌を教え、人魚姉妹は一夜にしてスターとなる。
しかし、姉のシルバーがバンドメンバーのベーシスト、ミーテクに恋をしたことで華やかな生活は少しずつ狂っていく…