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2019.02.18.Mon

NBA、選手の7割以上が黒人。しかし監督やオーナーなどは8割以上が白人

世界最高峰バスケットボールリーグとされるアメリカのNBA。
2017年のデータによれば、所属全選手のうち、74.4%が黒人が占める、黒人多数(選手)のリーグです。
一方、チームのオーナー、コーチ、トレーナーなど選手以外の役職においては、白人中心であることはあまり知られていません。
監督・オーナー等の重要ポストに限定すると、実に8割以上を白人が占めています。

2016−2017シーズンのデータは以下の通りです。

  • NBA選手のうち19.1%が白人、74.4%が黒人
  • リーグオフィス専門職員(League Office: Professional Employees)のうち64.9%が白人、16.4%が黒人
  • 主なチームのオーナー(Major Team Owners) のうち91.4%が白人, 2.9%が黒人
  • ヘッドコーチ(Head Coaches)のうち70%が白人、20%が黒人
  • コーチ助手(Assistant Coaches)のうち 54.6%が白人、 41.7%が黒人
  • 取締役(CEOs/Presidents)のうち93.1%が白人、6.9%が黒人
  • 事業本部長(General Managers)のうち90%が白人、6.7%が黒人
  • 副取締役(Vice Presidents)のうち80.5%が白人、13.3%が黒人
  • 上級管理者(Senior Administrators)のうち 76.7%が白人、12.2%が黒人
  • 専門的管理者(Professional Administrators)のうち67.4%が白人、17.1%が黒人
  • 医師(Physicians)のうち85.5%が白人、3.6%が黒人
  • ヘッドトレーナー(Head Athletic Trainers)のうち63.3%が白人、26.7%が黒人
  • ラジオ/テレビアナウンサー(Radio/TV Announcers)のうち 67.7%が白人、22.9%が黒人
  • 審判(Referees)のうち50%が白人、43.8%が黒人

アメリカでは、スポーツと人種問題の関係に注目が集まって久しい一方、選手以外の「見えない部分」に関しては、あまり大きな改善が取られてきていません。
今回は、人種の側面に着目しましたが、裏方職における女性起用があまりに少ない点についても、改善の余地が大きく残っていると言えるでしょう。

ライター:やじま ゆうさく

イラスト:HARUKA

編集:ばんゆかこ

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やじま ゆうさく
米国インディアナ州に住む学者です。
主にアメリカ、フィンランドにて教鞭を執っています。
ウィキペディアフェローも兼任。
専門(博士号)は文化とコミュニケーション及び教育ですが、他にもグローバリゼーション、ポストコロニアリズム、アジア学、日本学、現象学など、多岐にわたり興味関心があります。
趣味は、読書、料理、ピアノ、ギター、バスケットボール、ハイキング、テニス、ランニング(マラソン)、ボクシング。