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2019.05.29.Wed

みなさん、5月30日が何の日だか知っていますか?

サーキュラーエコノミーというものを知っているだろうか?
名前は聞いたことがあっても、詳しく知らない方も多いだろう。

「今まで無駄と思われて来たものを、活用して価値に変えていく」

こういった、サーキュラーエコノミーを実践している会社が一同に介されるイベントが渋谷で開催される。
主催は、原宿・キャットストリートで地域活動を行っているCATs(キャッツ)の代表、中村元気である。

特に今回は、5月30日に合わせて行われるイベント『530 conference(ゴミゼロカンファレンス)』について伺った。

サーキュラーエコノミーって、なんですか?

中村

サーキュラーというのは、「循環」ということです。サーキュラーエコノミーは日本語では“循環経済”と言われます。
“循環”というのは経済活動をする中で生じる、廃棄物を減らしたり、再利用していくことで、今までは当たり前に捨ててきたものを無駄にしないということ。

これまでの経済活動だと、製造や輸送過程で多くのゴミやCO2が排出されていたりしますよね。循環型の経済だとこれを新たな価値にしようとします。

例えば、飲食店のストロー。これを、自然に還る生分解性に変えて、堆肥化して、次の作物の栄養となる。これまで、ゴミとして物の役割を終えていたものが、形を変えて、他の資源になります

企業のCSR活動の中では、環境にいいことと収益事業を分けてしまっている場合が多く見受けられます。「サーキュラーエコノミー」とは、今まで無駄と思われてきたあらゆる資源を、捨てるのでなく循環して再利用して課題解決につなげながら、利益を生み出す仕組みです。

中村元気さん02

サーキュラーエコノミーを、企業のスタンダードに。

中村

このイベントの一番の目的は、「サーキュラーエコノミー」の考え方が、ビジネスのスタンダードになっていくことです。

例えば、今売られているペッボトルはリサイクルしても元の透明なペットボトルにはならないんです。回収時の汚れなどが原因でだったりして、強度や純度を保てないため、新しい原料を足して使っています。

これを解決するには、ボトル to ボトル的なリサイクルできる技術や素材の開発と、その新しいボトルの回収の仕組みを作る必要があります。でも、これは企業一社でやっても意味がないし、全くうまくいきません。リサイクルすることができる素材だとしても、従来のペットボトルと見分けがつかないのであれば分別することができませんので、結局リサイクルできません。技術開発や、リサイクルの分別の仕組みを変える動きを、業界横断的に協力関係を作って取り組むことが必要不可欠です。

中村元気さん03

530 conferenceでは、何をするんですか?

中村

今回イベントに参加してもらうことで、サーキュラーエコノミーを体感できるポイントが2つあります。この二つはイベントのメインコンテンツにもなっています。

一つ目は、トークセッション。サーキュラーエコノミーを実践している企業でビジネスを動かしている実際の担当者をお呼びして、そのビジネスを解剖しながら、ビジネスの成果やチャレンジしたからこそ見えてきた新たな課題など、様々な角度から話を伺います。

例えば、スターバックスコーヒージャパンさんにには、コーヒーの豆粕のループについてお話していただきます。コーヒーの豆粕(まめかす)って毎日大量に廃棄しています。
彼らはその廃棄されるコーヒー豆の豆粕を堆肥化して、農家さんに作ってもらった野菜をサンドイッチの具にしたり、乳牛の飼料にすることで、牛乳としてお店に戻ってくるという仕組みを作っています。
ゴミになっているものを、素材として見ることで、自分たちに価値あるものとして戻ってくる仕組みを作っています。

他にも、メルカリさんやエアークローゼットさんといった、新しいサービスを展開する企業の方もお招きしています。自分もどんな話が聞けるのか、非常に楽しみです。

二つ目が、ワークショップです。

ワークショップの設計は、徳島県上勝町にあるNPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー理事長の坂野晶さんがしてくださっています。
実際に企業が提出したビジネスケースを題材に、サーキュラーエコノミーのビジネスモデルを使って、実際にビジネスプランを作ってもらい、サーキュラーエコノミー型のビジネスを作るプロセスを学んでもらいます

企業が本来提供したい価値を大事にしながら、サーキュラーエコノミーモデルを使ってビジネスのアイディアを考えていもらいますが、イベントで出たアイデアは提供企業にお渡しする予定となっており、後日そのアイデアが採用され、実現されることもあるかもしれません

ビジネスアイデアを考える障壁となるような、内部事情(既存のビジネスに関する余計な情報)はあえてあまり伝えずに、参加者の頭なの中がなるべくまっさらな状態でワークショップを行うことで、よりフラットな目線で話し合いを生むつもりです。

参加者は、ワークショップ方法論や、ファシリテーションを学んで、実際に自社に帰った時に、自分がファシリテーターになってもらえたらと考えています。
企業の事業見直しや新規事業立ち上げに活かせるような、意義のあるワークショップになると思っています。

中村元気さん04

今後はどのような目標を抱えていますか?

中村

今後の活動として、まず、原宿・渋谷エリアでサーキュラーエコノミーをスタンダードにしていくことを考えています。

渋谷といえば、街の中で、ファッションやITの企業が集積していくというイメージがありますが、そこに「環境」というカルチャーも、乗っけて行きたい

「環境に関しての起業をするなら渋谷だよね」なんて言わせたいですね。
最近では環境系のスタートアップに対しての助成金制度の要請など、渋谷区との話し合いを始めたりもしています。

そんな未来に向けた足がかり的なイベントとして、今回渋谷で行う530 conference 2019にぜひご参加ください!

中村元気さん05

イベント詳細

日時 5月30日(木)10:00-21:00
会場 <基調講演&ワークショップ>
TRUNK(HOTEL) 2階KEYAKI
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目31

<トークセッション>
SHIBUYA CAST. GF SPACE
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目23−21

基調講演&ワークショップ
TRUNK(HOTEL) 会場

基調講演

「サーキュラーエコノミーの潮流と日本企業のチャレンジ」
藤井剛|Monitor Deloitte 日本リーダー

ワークショップ

2019年世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)で若手リーダーの一人として共同議長を務めた、NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーの坂野晶監修、企業のビジネスモデル・プロジェクトを持続可能なサーキュラーエコノミーで考えるプロセスを学ぶオープンイノベーション型ワークショップです

ご自分が応援したい・ビジネスモデルを考えたい企業のテーブルに座っていただき、各テーブルに配置するファシリテーターとともに、企業の既存ビジネスモデルをサーキュラーエコノミー化していただきます。ワークショップは3回行われます。回ごとに違う企業のテーブルに座り、様々な業種でサーキュラーエコノミーの見識を得るのもよし、同じ企業のビジネスモデルを繰り替えることで、そのビジネスモデルを使ったサーキュラーエコノミーの可能性を深掘るのもよし。このワークショップに参加することで、再生し続ける循環型経済のあり方が完璧に理解できるワークショップです。

【事例提供企業】

Corona Extra、サントリーホールディングス、SHIBUYA CAST.、株式会社リコー、ワタミ株式会社、花王株式会社

【ワークショップの特徴】

  • これからのビジネスの新しいスタンダードとなるサーキュラーエコノミーを理解できるチャンス
  • 渋谷で新しいビジネスモデルを創造する人脈と知識がつくれます
  • 自分のアイデアが大手企業の事業として採用される可能性があります
  • SDGsに取り組みながら経済価値を生み出すノウハウを作り出すナレッジを学べます

トークセッション
SHIBUYA CAST.会場

登壇者

天沼 聰
株式会社エアークローゼット・石山アンジュ
内閣官房シェアリングエコノミー伝道師・大川哲郎
株式会社大川印刷・川越一磨
株式会社コークッキング(TABETE)・北村 真吾
株式会社 GOOD DEAL COMPANY(Tokyo Cork Project)・田原純香
株式会社メルカリ・中村貴弘
リコーインダストリー株式会社普川玲
スターバックスコーヒージャパン株式会社・Yi Young Yeun
Just Project 

イベントの詳細ページはこちら
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鈴木 宙夢(ヒロム)
猫好きの新社会人。 チャリツモの社会課題をポップに伝えてるところが好き。 学生時代は、日本全国の歩き旅や無人島生活などをしていました。 関心のあることがらは、貧困問題や地域、福祉、環境問題など。
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